ウエストワールド シーズン1 第6話 アーノルドの影がちらつき始めた
第6話 The Adversary
あらすじ
テディと黒服の男はワイアットを追ってパライアの近くまで来たが、揉め事のため境界が封鎖され危険なところを通って行かなければならなくなる。
エルシーとバーナードは木こりのホストに仕込まれていた衛星アップリンクのことを調べ始めた。エルシーは産業スパイの仕業だと思っていたが、それは身内の仕組んだことだった。
バーナードはフォードがアーノルドの作った第一世代のホストを未登録のまま園内に置いていることを知る。バーナードはテレサにそのことを話そうとするが…
登場人物紹介
画像引用:Westworld | The Official Website for the HBO Series
- リー・サイズモア (サイモン・クォーターマン IMDb )
シナリオ部の部長。シナリオに情熱をかけていて、自信過剰で尊大。しかしフォードに自分のシナリオを否定されて却下され荒れている。
- シャーロット・ヘイル (テッサ・トンプソン IMDb )
リーが仕事を放棄してプールサイドで酒浸りになっている時に現れた美女。リーは客だと思っていたが、実はデロス社の関係者。
- シルベスター (プトレミー・スローカム IMDb)
ルッツの同僚でいつも組んでホストの修復をしている。ルッツがスキルを付けようと密かにやっていることを、規則違反だと気に入らないようだ。
感想
祝!シーズン2の更新が決定しました!
アメリカでの評価は上々なようです。ただ、ジョナサン・ノーランが忙しいのか?すごい俳優陣なのでスケジュールが合わないのか?分からないのですが、シーズン2は2017年の終わりごろか2018年に放送になるそうです。なんでも2018年になるのが濃厚だとか。
いやぁ~映像といい脚本といい出ている人といい一流ですもんね。映画なみだし作るのにも時間がかかるのかも。シーズン1が終わると次が早く見たくてヤキモキしそうですが、完成度の高いものを見せてもらえると期待して待ちましょう。
シーズン2もシーズン1と同じく10話になる予定だそうです。
そして肝心の感想ですが、まだまだ謎が多いです。しかも段々陰謀めいてきて怖ーい雰囲気に…。
ちゃんと整理して感想を書きたいな~と思いつつ、ブログを書くのが真夜中になってしまうので眠くて頭が働きません(^^;
なので思いつくままですが、ちょっと分かってきたことと謎なことを書いてみたいと思います。
※この先感想にネタバレが含まれています。注意してください。
分かってきたこと
- ドロレスやテディ(多分メイヴも)は第1世代のホストで、現在暴走しているものはすべて第1世代。
- ホストの暴走や迷走はデロス社の内部の者が古いシステムを使って仕組んだものと思われる。そしてそれにテレサが関わっていたらしい。
- ドロレスやロバート(少年のホスト)が暴走するとき、頭の中でアーノルドの声がする。エルシーはホストを声で操っていたことを突き止めている。
- 園内に現れる迷子のような少年は、ロバート・フォード博士の少年時代をモデルにしてアーノルドが作ったもの。
少ない…思いついたら追記します。
謎のままのこと
- 黒服の男の正体、黒服の男の財団。
- 低温倉庫送りになったピーター・アバナシー(ドロレスの父)とドロレスがメイヴにささやいた、ロミオとジュリエットの「激しい喜びは激しい破滅を伴う」というセリフは何を意味するのか。
- デロス社とは?
- ウィリアムとローガンが増資すると話していた会社の正体。
- エルシーは何を見つけたのか。
- 第1世代のホストを迷走させている黒幕とその目的。
- アーノルドは本当に死んだのか。
- 黒服に殺された直後にパライアに現れたローレンス。メンテナンスを急いだのか。違う個体なのか。それとも時系列が違うのか。
- ドロレスが家の前から掘り返した銃は誰が埋めたのか。(ドロレスはアーノルドの声に従って掘り返したと思われる)
- メイヴの中に出てくるインディアン?と娘と黒服の記憶
- 迷路の中心に何がある?(ドロレスは私を見つけろと言う声を聴いている。テディは何度死んでも生き返る男の家があるという神話を話している。)
う~ん、絶対にもっとあるんですが、やっぱり頭が働きません。まあ、よく寝たからといって頭がよくなるわけじゃないですが(^^;
な~んか怖い雰囲気になってきたし、シーズン1あと4話でどうなるの?とドキドキですね。
ネタバレ
黒服・テディ→黒、バーナード・エルシー→紺、メイヴ→赤茶、その他ウエストワールドの関係者→緑
メイヴの記憶は消えないままに
メイヴはいつものようにベッドで目覚め、マリポサ(酒場&娼館)へ向かった。バーでクレメンタインと話していると、客たちが入ってきてメイヴはそのうちの1人を2階の部屋に誘った。メイヴは客を挑発して、自分の首を締めさせて殺させた。彼女が目覚めると目の前にルッツがいて、彼女は「続きはどこから?」と言いながら起きた。
エルシーは迷走ホストの送信機を調べ、ホストは暴走ではなく産業スパイに使われていたと考えた。迷走ホストは自分で頭を砕き送信時が分からなかったが、バーナードは旧型のホストだから古いGPSを使っていて以前のコンピュータを使えばアクセスできると地下82階へ降りて行った。そして古いコンピュータで新旧データを照合すると、木こりのホストのデータをエルシーに送った。しかし異常は他にもあり、登録されていないホストが17番区域に5体見つかった。
フォード博士は測量士たちと園の奥の町に来ていた。測量士は峡谷を広げるならこの町は消滅すると言ったが、フォードは町は残すと答えた。フォードはテーブルに掘ってある迷路を見て、オフィスに戻ってから古いノートを取り出し迷路のスケッチを確認していた。
テディと黒服は危険な道を進む
テディと黒服の男はワイアットを追ってパライアの近くまで来ていた。テディは「迷路は先住民の神話で、中心には何度も殺されそのたびに生き返った伝説の男がいて、最後に復活したとき激しく怒り敵を一掃した。彼は家を建て周りに自分だけが通れる迷路を作った。」と話した。その時向かいから荷馬車に乗った男たちがやってきて、パライアは揉め事で境界線が封鎖されたと言った。テディは危険だが別の道があると先へ進んだ。
ルッツはメイヴに自分と彼女は違うもので、自分は生まれ、彼女は作られたことを説明した。メイヴがなぜか記憶が残っていて特別だが制御されていて上でプログラムされていると話し、タブレットを使って彼女がこれから話す言葉を予測するのを見せた。メイヴは混乱し、フリーズしてしまった。
テレサはバーナードに自分たちの関係がフォードに知られたと言った。バーナードは意に介さなかったが、テレサは自分たちはお互いにチェックすべき立場で、役員会に知られてはまずいと別れを告げた。
ルッツはメイヴを再起動させるために躍起になっていたが、不意に動き出した。メイヴは上が観たいと言い出し、ルッツは断り切れず彼女に服を着せ社内を見せて回った。そこには撃たれて死んで再生中のホストや、体を作られ血を入れられているホスト、動きをプログラムされているホスト、ホストの設計をしている技術者などがいた。ルッツが戻ろうとメイヴを促した時に目の前にウエストワールドのプロモーションビデオが流れ、その映像にメイヴは釘付けになった。その映像の中にはメイヴが夢の中で見る少女と手をつないでいる場面があった。
メイヴは元のところに戻ってからなぜ自分の夢があの映像にあったのか尋ねた。ルッツは夢じゃなく、以前の設定だと話した。そこへシルベスターがやってきて、ルッツの行為を品質部へ報告すると出て行こうとした。しかしメイヴはメスでシルベスターを脅して止めた。
テレサは中国語で話す上司に、これ以上の遅れは認められずヘイルをそちらへ送ったと告げられていた。
テディと黒服の男は通りかかったユニオン軍の制服を奪って、峡谷にいるユニオン軍の中を通り抜けようとした。兵士は負傷した者が多数いて、テディは「奴(ワイアット)の仕業だ」と話した。2人は先へ進んでいたが、テディのことを覚えていたユニオン軍の元同僚が、エスカランテで奇襲をかけたワイアットの仲間だとテディに銃を向けた。テディは早撃ちで彼らを撃ったが、黒服とともに捕らえられてしまった。テディは迷路の烙印を押される直前、自分がワイアットとともにユニオン軍の仲間を皆殺しにしたことを思い出していた。そして「俺は人殺しだ」と言い拘束をほどいて、自分を押さえつけていた兵士たちを殺し、ユニオン軍の武器を奪って追われないように一個隊を全滅させた。
第1世代のホストたち
バーナードは17番区域の活動について調べさせたが、そこは新しいシナリオのために開発された地域で未登録で誰も立ち入った記録がなかった。バーナードは社屋から17番区域を目指して園内に出て、偶然今まで知らなかった家を見つけた。そこにはホストの家族とフォードがいて、そこのホストは体が機械的な第一世代のホストたちだった。そのホストはフォードの家族をモデルにしていて、アーノルドが作りフォードが実際の家族に近づけるよう調整していた。バーナードはこういうことは困ると言ったが、フォードはもし君の息子に会えるとしたら会いたいだろうと言った。
シナリオ部長のリーは、フォードに新しいシナリオを却下されたことに不機嫌になっていて、プールサイドで酒をあおりパークのジオラマに放尿していた。そこへテレサがプールサイドにいた美女を連れてやってきて、デロスの取締役シャーロット・ヘイルだと紹介した。
バーナードは第1世代のホストのリストを確認していた。その中にはテディやドロレスも含まれていた。
ホストの少年ロバートはグレイハウンドを殺したのに死んでいたと嘘をついた。フォードが診断で尋ねると、ウサギを殺した犬を「罪から解放してやれ」とアーノルドの声が聞こえ、もう傷つけなくていいよう救うために殺したと答えた。
真相に近づいたエルシー
エルシーは電話でバーナードに、衛星は自分たちの会社デロスのもので、廃棄されたはずの二分心システムを使って誰かが送信機でホストに声を流して命令していたと話した。エルシーは調査のために3番区域にある元劇場に向かった。
彼女は劇場の舞台の床下にあった古いコンピュータを見つけた。そして犯人がテレサだと言うことを突き止めバーナードに電話した。バーナードはその時テレサにフォードのことで話をしようとしていたが、席を外してエルシーに電話し、旧型のホストに再プログラムをして数週間前から操っていると聞いた。バーナードが誰が許可を?と聞くと、エルシーは考えられるのはアーノルドだと言った。エルシーはデータを持ち帰ると言ったが、その後また新たな事実を見つけていた。しかし何者かに後ろから羽交い絞めにされてしまう。
メイヴはルッツとシルベスターに駆け引きし、彼女の特性のうち忠誠心と苦痛を下げ、統覚を最高に上げさせた。しかし彼女はシルベスターたちが特性を変える前に、彼らより権限の強い誰かに被害妄想と自衛本能をログに残さず変えられていた。
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