ハイ・ライズ 【あらすじ・感想】AmazonPV、Netflixで見放題
ハイ・ライズ (原題: High-Rise) スタッフ・キャスト
スタッフ
登場人物/キャスト
- ロバート・ラング(トム・ヒドルストン ):大学の生理学部の博士
- アンソニー・ロイヤル(ジェレミー・アイアンズ ):タワーを建設した建築家
- シャーロット・メルヴィル(シエナ・ミラー ):ラングの上の階に住む女性
- リチャード・ワイルダー(ルーク・エヴァンス ):低層階に住むドキュメンタリー監督
- ヘレン・ワイルダー(エリザベス・モス ):妊娠中のワイルダーの妻
- アン・ロイヤル(キーリー・ホーズ ):ロイヤルの妻
- マンロー(オーガスタス・プリュー ):ラングの教え子でタワーの住人
- トビー・メルヴィル():シャーロットの息子
あらすじ
大学で生理学部の博士であるロバート・ラングは姉の死後、40階建てのタワーマンションへと引っ越した。その中にはジム、プール、スーパーマーケット、娯楽施設まであって、すべてがタワーの中で完結できる環境があった。
ラングはタワーの住人と親しくなっていったが、その中には最上階に住むタワーを建設した建築家のロイヤルや低層階に住んでいるドキュメンタリー監督のワイルダーなどもいた。
タワーの住人には厳しい序列があり、上層階に住むものほど地位が高かった。インフラに不足があったタワーの下層階は停電が起きそのために治安が悪くなったりして、次第に住民たちの間に不満が蓄積していった。
そんな中ラングはロイヤルの妻アンが主催するパーティーへ招かれていったが、皆が中世貴族のコスプレをしている中でただ1人スーツだったために浮いてしまい、自分よりも高層階に住む大学の教え子マンローに笑いものにされてしまう。その後大学に出勤したラングは問題のなかったマンローの検査結果に手を加え、悪いところが見つかったと告げた。ショックを受けたマンローはタワーでのパーティーの途中に飛び降り自殺してしまう。
マンローが死んでしまったにも関わらずタワーには警察が来なかった。不審に思ったワイルダーはタワーの問題を暴くために映像を撮り始める。タワーでは次第に欠陥が目立つようになり、停電や断水がひどくなり、スーパーマーケットでは住民が競って物資を奪い合うようになっていたが…
感想
Netflix、Amazonプライムビデオで見放題だったので観てみました。
この映画が公開された一昨年、少し前に同じくトム・ヒドルストンが出演したギレルモ・デル・トロの『クリムゾン・ピーク』が上映されていたのですが、どちらも私の地元のシネプレックスでは上映されなくて、こんな時だけ都合よく都会が羨ましい~などとほざいていました(^^;
しかしデル・トロ好きな私は『クリムゾン・ピーク』は去年ネット配信が始まった直後に見たのですが、こちらは最近Netflixでたまたま見つけて観てみたくらいの薄~い思い入れ。
そのせいだけではないと思うのですが…う~ん、私には訳が分からない映画でした。
原作は1975年に発表されたJ.G.バーナムの『ハイ・ライズ』です。最初今の時代の話かと思って観ていましたが、ロボトミー手術がどうだこうだと出てきて、やっと「あれ?古い話?」となりました。
ブラウン管のテレビも出ていましたが海外ドラマ見てると今でも普通に出てくるし、終盤まで古い話だと気が付きませんでした。最後トビー少年の持っているラジオから流れてくるのは1979年のマーガレット・サッチャーの演説らしいです。
今や40階建ての高層マンションなんてそんなに珍しくない。私の今の価値観と40年前に想像された超高層マンションの世界にずれがあって当たり前です。色々な施設があって生活のすべてがタワーの中で完結するからと言って、マンションの住人が全員外に出ていこうとしなくなり、働かずにマンションにあるものを奪い合うなんて話に共感を感じるわけなく。
だからと言って驚きや皮肉を感じるかというとあり得な過ぎてそれもない。古い話なのに懐かしさも感じない。グロテスクな描写はバカバカしくて笑えたな。食料なくて犬食べたりとか。でも苦笑いかも(^^;
しかし俳優陣は豪華でした。トム・ヒドルストンの色気とルーク・エヴァンスのやさぐれた演技は一見の価値ありましたよ。
Discussion
New Comments
No comments yet. Be the first one!