ダンケルク (Dunkirk)【ネタバレ・感想】

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クリストファー・ノーラン監督のダンケルクは現在アカデミー賞に8部門ノミネートされています。公開直後に劇場で鑑賞しましたが、やっと記事にしました。

ダンケルクの海岸に追い詰められた何十万人もの英仏連合軍に敵の軍勢が迫りつつある状況の下、物語は陸・海・空を舞台に展開される。海峡上空ではイギリス空軍(RAF)のスピットファイアが敵機を迎え撃ち、地上の無防備な兵士たちを守るために空中戦を繰り広げる。そして海上では軍人ばかりか民間人も小型船に乗り込み、一人でも多くの味方の命を救うため、時間との戦いの中で危険をも顧みず、決死の救出作戦を決行する。(Amazonビデオより引用)

ダンケルク スタッフ・キャスト

スタッフ

  • 監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン(
  • 製作:エマ・トーマス(

登場人物/キャスト

  • トミー(フィン・ホワイトヘッド ):英国陸軍二等兵
  • ギブソン(アナイリン・バーナード ):浜辺で遺体を埋めていた無口な兵士
  • ドーソン(マーク・ライランス ):遊覧船の船長。ピーターの父親。
  • ピーター・ドーソン(トム・グリン=カーニー ):ドーソンの息子
  • ジョージ(バリー・コーガン ):ピーターの友人。ドーソンの船の手伝いをしていた。
  • ファリア(トム・ハーディ ):英国空軍のパイロット。
  • コリンズ(ジャック・ロウデン ):英国空軍のパイロット
  • 墜落機のパイロット( キリアン・マーフィー
  • ボルトン海軍中佐(ケネス・ブラナー

ネタバレ

この映画には3つのタイムラインがあります。

  1. 防波堤 1週間前から
  2. 海   1日前から
  3. 空   1時間前から

防波堤

  • 第二次世界大戦、フランスのダンケルクで任務に就いていたイギリス軍二等兵のトミーは、自身の部隊が全滅し撤退作戦中の海岸へやってきた。海岸はドイツ軍の空爆を受け犠牲者も出ていた。何としてもイギリスに戻りたいトミーは、砂浜で遺体を埋めていたギブソンという名札のついた兵士とともに担架に乗せた負傷者を船まで運び乗り込んだが、降りるように言われてしまう。トミーとギブソンは戻るふりをして防波堤の縁へ入り込んだ。
  • イギリス軍は表向きフランス軍と共に戦うと言っていたが、実際はイギリス人だけを撤退させようとしていた。ダンケルクには40万の兵がいて小舟もなく、防波堤を死守しなければならない状況だった。
  • 船は出港前にドイツ空軍の爆撃を受けて沈んでしまう。ボルトン中佐は防波堤を死守しようと船を沖に出すよう命令した。トミーたちは船から逃れてきたハイランド師団の兵に紛れ、ボートに乗って沖に停留していた船に乗った。しかし魚雷攻撃を受け船室に閉じ込められたトミーは、デッキにいたギブソンが扉を開け海へ逃げ出すことができた。
  • トミーたちはボートがいっぱいだと乗せてもらえず、泳いでダンケルクの海岸へ戻った。海岸では工兵隊が急ごしらえの桟橋を作っていた。
  • トミーたちは座礁していたトロール船を目指しているハイランダーズに合流した。満潮を待っていたが、外から銃撃を受け海水が入ってきてしまう。ハイランダーズの兵たちはしゃべらないギブソンを敵兵だと疑っていたが、彼はフランス兵だった。ハイランダーズたちはフランス兵やトミーを船から追い出そうとしたが、到底間に合わず沈んでしまう。ギブソンは船から抜け出すことができず溺れてしまった。
  • ボルトン海軍中佐は無数のイギリスのボートが沖から向かってくるのをなんだと質問され、「祖国だ」と答えた。ボートを見た兵たちは歓声を上げて喜んだ。
  • トミーとハイランダーズは船を捨てて沖の哨戒艦を目指したが、ドイツの攻撃を受けてその船も沈んだ。(空と海のタイムラインと合流)

  • ダイナモ作戦による民間船徴用で、ドーソンは自身の小型船の荷物を運び出し救命胴衣を積んで、息子のピーター、手伝いのジョージとともにダンケルクへ向けて出港した。
  • ドーソンたちは途中爆撃され海に浮かんでいる戦闘機を発見した。船を寄せてパイロットを救出したが、パイロットは怯えて何も話さなかった。パイロットは船がダンケルクへ向かおうとしていることを知るとイギリスへ戻れと言っていたが、ドーソンが戻る気がないと知るとパニックになり舵を奪おうとした。
  • パイロットが舵を奪おうと暴れているときにジョージを押しのけてしまい、転倒したジョージは頭の打ちどころが悪く瀕死の重傷を負ってしまう。
  • (空のタイムラインと合流)着水したコリンズのスピットファイアは操縦席が開かずおぼれそうになっていたが、ドーソンの船が救出に向かいピーターが操縦室を割って助けた。
  • ドーソンの船は攻撃されて沈みかけた哨戒艦に乗っていた兵士たちを助けた。
  • ドーソンとピーターが兵士たちを船に乗せている間に、ジョージは亡くなってしまった。パイロットはジョージの容態を気にしていたが、ピーターは亡くなった後大丈夫だと嘘をついた。(防波堤のタイムラインと合流)

  • 英国空軍のファリアとコリンズの小部隊は、ダンケルクでの撤退作戦を妨害するドイツ軍に対抗するため、ダンケルクへ向かっていた。しかし途中で隊長機が攻撃を受けて墜落してしまう。
  • ファリアとコリンズはそのままダンケルクへ向かった。ファリアの機は燃料計が壊れていたが、コリンズ機の燃料の残量をチョークで記録して飛行を続けた。
  • 撤退中の船をドイツ軍の戦闘機3機が攻撃しようとしていた。ファリアは2機を撃墜したが、コリンズ機は攻撃を受けて戦線離脱してしまった。(海のタイムラインと合流)

防波堤、海、空のタイムライン合流後

  • トミーたちの目指した哨戒艦はドイツ機の攻撃を受けて沈みかけた。ドイツ機は再び哨戒艦を攻撃しようとしていたが、ファリアが撃墜した。しかし哨戒艦から漏れた重油の上にドイツ機が墜落して海上は火の海になった。
  • トミーはドーソンの船に拾われたが、ドイツ機が墜落するのを避けるためスピードを上げて離れたためにしばらく海の中を引きずられた。しかし引き上げられると「やっと帰れる」とほっとした様子だった。ハイランダーズもドーソンの船に拾われていた。
  • ドイツのメッサーシュミットがドーソンの船に近づいていた。ドーソンはピーターに舵を任せ、的確な指示で攻撃をかわした。
  • その頃防波堤にもドイツ機が向かっていた。ボルトン海軍中佐は死を覚悟したが、メッサーシュミットをファリアのスピットファイアが撃墜した。海岸にいた兵は歓声を上げてファリアを讃えた。
  • ドーソンの船はドーバー海峡をイギリスへ向けて戻っていった。戦果が挙げられないままイギリスに戻った兵士たちの足取りは重かったが、列車に乗り街に着くと思わぬ歓迎を受けた。
  • イギリス軍は33万人の兵士を帰還させたが、ボルトン海軍中佐はフランス軍のためにダンケルクへ残った。
  • ピーターは戻った後新聞社へ向かい、ジョージのことを話した。新聞にはジョージの記事がダンケルクの英雄として1面に取り上げられ、彼の新聞に載るような活躍をしたいという夢は死後に叶った。
  • ファリアのスピットファイアはとうに燃料が切れていて、惰性で飛行を続けて敵陣に着陸し、スピットファイアを燃やした後捕虜になった。

感想

記事を書くためにBlu-rayをレンタルしてきました。公開直後に劇場で観たので、これで2回目の鑑賞です。

第2次世界大戦中のドイツ軍のフランス侵攻で戦ったイギリス軍の撤退作戦「ダイナモ作戦」の実話を元にした映画ですが、防波堤・海・空と時間の経過が違う3つのタイムラインをうまく切り替えて緊張感のあるストーリーになっています。

劇場で観たときはタイムラインの入れ替わりに付いていけないところがあったのですが、再度鑑賞すると見事の一言でした。やっぱりクリストファー・ノーランはすごい!

激しい攻撃のシーンもありますが、血が流れたり肉片が飛んだりするようなシーンが一切ありません。ドイツ軍も戦闘機は現れるのですが、ドイツ兵は最後ファリアが敵陣に着陸した後にうっすら姿が見えるだけです。

クリストファー・ノーランが来日時に「ホラーにしたくなかった」と語っていましたが、そういったシーンがないおかげで「とにかく逃げる」というイギリス兵に感情移入できたと思います。

今年のアカデミー賞で8部門ノミネートされていますが、13部門ノミネートのギレルモ・デル・トロ監督「シェイプ・オブ・ウォーター」と6部門7ノミネートのマーティン・マクドナー監督「スリー・ビルボード」との三つ巴になっているようですね。

スリー・ビルボードは2月日本公開、シェイプ・オブ・ウォーターは3月日本公開になるようです。ギレルモ・デル・トロも好きなので、3月日本公開のシェイプ・オブ・ウォーターも観るのが楽しみ!

アカデミー賞の作品賞をどの作品が取るかも気になりますね。

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