アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー に向けてMCUをおさらい
待ちに待ったアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーが4/27に公開になります。私自身はその前日開催される前夜祭のチケットがGET出来たので、一足先に鑑賞してきます。その前にMCUとアベンジャーズについておさらいしてみました。(推敲していないので、後程修正するかもしれません)
MCUとは
MCUとはマーベル・シネマティック・ユニバース(Marvel Cinematic Universe)の略で、マーベル・コミックを原作としてマーベル・スタジオが製作するスーパーヒーロー実写映画・テレビドラマなどの映像作品が共有する架空の世界のことです。
マーベルのようなアメリカの漫画を日本ではアメリカン・コミックス、略してアメコミなどと呼んだりします。アメリカン・コミックスで有名なのはDCコミックスとマーベル・コミックの2大出版社です。
どちらもスーパーヒーローもので有名ですが、DCコミックスは『スーパーマン』『バットマン』『ワンダーウーマン』、マーベルは『X-メン』『スパイダーマン』『ファンタスティック・フォー』『キャプテン・アメリカ』などが元々有名でした。
マルチバース
アメコミではキャラクターの権利を出版社が持っていることが多く、同じキャラクターを違う作家が書き継いでいくというスタイルが多いです。スーパーマンは1938年、キャプテン・アメリカは1941年に誕生していて驚くほど歴史ある漫画なんですよね。
書き継がれるので度々設定を変えてリブートされますが、そのリブートされた世界観を平行世界(マルチバース)の一つの世界(ユニバース)として見ています。日本のコミック作品ではあまり馴染みのないシステムですが、人気キャラクターを書き継いでいくには都合の良いシステムですね。アメコミにはDCにもマーベルにもこのユニバースがいくつも存在しています。
MCUもその名の通りマーベルのユニバースの一つということになりますが、アース199999とも呼ばれています。このユニバースの中には映画22作品だけでなく、テレビドラマの『エージェント・オブ・シールド』やNetflixの『デアデビル』なども含まれています。
アベンジャーズ
『アベンジャーズ』はMCUのスーパーヒーローのチーム名です。内紛(シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ)があったので現在はメンバーがバラバラになっていますが、一般的には『アイアンマン』『ソー』『キャプテン・アメリカ』『ハルク』『アントマン』『ブラック・ウィドウ』『ホークアイ』『ウォーマシーン』『ファルコン』『スカーレット・ウィッチ』『ヴィジョン』、そして『スパイダーマン』だと認識されていると思います。
正確に言うとアイアンマン、ウォーマシーン、ヴィジョンの3名だけが内紛後のアベンジャーズとなるでしょうか。(ソコヴィア協定にサインしたもの/シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ)
その他にもアベンジャーズとは違いますが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーや他のキャラクターもいます。
DCコミックスにも同じようなヒーローチームがあって『スーパーマン』『バットマン』『ワンダーウーマン』『フラッシュ』『アクアマン』『サイボーグ』などが集まったのが『ジャスティス・リーグ』になります。こちらも映画化されていますね。
マーベル・コミックは元々『X-メン』『スパイダーマン』『ファンタスティック・フォー』などの作品にとても人気がありました。これらはコミック版のアベンジャーズには登場しています。以前はこれらの映像化権を赤字だったマーベルが、ソニー・ピクチャーズや20世紀FOXに売ってしまったのでマーベル独自で映画化できないという事情がありました。
しかしソニーがマーベル・スタジオとの業務提携で、リブートされたスパイダーマン・シリーズの『ホームカミング』からMCU入りし、制作会社の垣根を越えてアイアンマンが劇中に登場しています。そして今作のインフィニティ・ウォーにもスパイダーマンが登場しています。一方の20世紀FOXはディズニーに買収されましたが、マーベルもディズニー傘下に入っていたこともあり、今後権利関係の問題が解消されてアベンジャーズとX-メンやファンタスティック・フォーが共演する時が来るかもしれません。
MCUの今後
現在発表されている作品はフェーズ1~3までに別れていて、フェーズ3は2019年5月3日公開予定のアベンジャーズ4(仮)をもって終了となります。そしてフェーズ1から3までが第1部として括られ、その後の作品は第2部になるらしいです。
現在は3月に公開されたブラック・パンサーまで18作品、もうすぐ公開のインフィニティ・ウォーを入れると19作品あって、今後公開予定の作品も含めるとフェーズ3までの第1部が全部で22作品となります。第2部以降もガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやスパイダーマンなど、すでに制作が決まっている作品もあります。
MCU作品一覧表
MCUフェーズ1~3の作品を簡単にまとめてみました。公開年は日本での公開になりますが、作品によって全米公開より遅いものと早いものがあります。
※ネタバレが含まれています。
フェーズ1
公開年 | 作品名 | 主なヒーロー | 主なヴィラン |
---|---|---|---|
2008/9 | アイアンマン | アイアンマン | アイアンモンガー |
2008/8 | インクレディブル・ハルク | ハルク | アボミネーション |
2010/6 | アイアンマン2 | アイアンマン、ウォーマシーン、ブラック・ウィドウ | ウィップラッシュ |
2011/7 | マイティ・ソー | ソー、ホークアイ | ロキ、ラウフェイ |
2011/10 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | キャプテン・アメリカ、バッキー・バーンズ | レッド・スカル |
2012/8 | アベンジャーズ | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ | ロキ、ジ・アザー |
フェーズ2
公開年 | 作品名 | 主なキャラクター | 主なヴィラン |
---|---|---|---|
2013/4 | アイアンマン3 | アイアンマン、アイアン・パトリオット(ウォーマシーン) | アルドリッチ・キリアン、マンダリン |
2014/2 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド | ソー、ロキ | マレキス |
2014/4 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン | ウィンター・ソルジャー、アレクサンダー・ピアース |
2014/9 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | スター・ロード、ガモーラ、ロケット、ドラックス、グルート | ロナン・ジ・アキューザー、ネビュラ |
2015/7 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォーマシーン、スカーレット・ウィッチ、クイック・シルバー、ファルコン、ヴィジョン | ウルトロン |
2015/9 | アントマン | アントマン、ファルコン | イエロージャケット |
フェーズ3
公開年 | 作品名 | 主なキャラクター | 主なヴィラン |
---|---|---|---|
2016/4 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォーマシーン、スカーレット・ウィッチ、クイック・シルバー、ヴィジョン、ブラック・パンサー、アントマン、スパイダーマン | ヘルムート・ジモ |
2017/1 | ドクター・ストレンジ | ドクター・ストレンジ | カエシリウス、ドルマムゥ |
2017/5 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス | スター・ロード、ガモーラ、ロケット、ドラックス、グルート、ネビュラ | エゴ、アイーシャ |
2017/8 | スパイダーマン:ホームカミング | スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカ | バルチャー |
2017/11 | マイティ・ソー バトルロイヤル | ソー、ロキ、ハルク、ドクター・ストレンジ、ヴァルキリー | ヘラ |
2018/3 | ブラックパンサー | ブラックパンサー | キルモンガー |
2019/5 | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、スパイダーマン他 詳細は別記事に記載します | サノス他 |
2018/8 | アントマン&ワスプ | アントマン、ワスプ他 | |
2019/3 | キャプテン・マーベル(原題) | キャプテン・マーベル他 | |
2019/5 | アベンジャーズ4(仮) |
カギとなるインフィニティ・ストーンとサノスについて
MCUの中では度々インフィニティ・ストーンというアイテムが出てきます。その説明がはっきりと出てくるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で、コレクターがスターロードとガモーラたちが売ろうとしたオーブの中に入っていたストーンを取り出して説明するところです。それによると
宇宙が誕生する前6つの特異点が存在した。そして大爆発が起き宇宙が生まれ、特異点の残骸はエネルギーの結晶へと姿を変えた。それが“インフィニティ・ストーン(無限の石)”。この石を意のままに扱えるのは並外れた力を持つ者のみ。石を操る者は全世界をいとも簡単に消滅させることが出来る。かつて一時的に複数の者がその力を共有したが、すぐさま焼き尽くされた。
(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー コレクターのセリフより引用)
なのだそうです。
そして今回の話で地球にやってくるスーパーヴィラン サノスはそのインフィニティ・ストーンを集めようとしているわけです。なぜインフィニティ・ストーンを集めようとしているのかというと、CMや予告編でガモーラが話しているシーンが出てきますが、ストーンの力で宇宙の半分の消滅を企んでいると…。恐ろしや~(;´・ω・)
原作ではサノスは死の女神“デス”に恋をして、彼女の気を引くために全宇宙の半分を実際に消滅させてしまいます。映画での動機は観るまで分かりませんが、全宇宙の半分の消滅を企んでいるのは同じですね。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーではサノスが殺した夫婦の子供、ガモーラやネビュラを兵器として育てるために養女にして、子供同士で戦わせ負ければ容赦なく改造したという話が出てきます。小さな子供に対しても情け容赦ない、残忍な性格が見えてきますね。
ただでさえアベンジャーズが束になっても適わなそうなサノスが、インフィニティ・ストーンを手に入れたらどうなるのか…。
この6つのインフィニティ・ストーンのいくつかが地球にあるわけですが、現在分かっているインフィニティ・ストーンの行方を一覧にしてみました。
ストーンの色 | ストーンの名前 | 最後にあった場所 |
---|---|---|
青 | スペース・ストーン(四次元キューブ) | アスガルドからロキが持ち出した(マイティ・ソー/バトルロイヤル) |
黄 | マインド・ストーン(ロキの杖) | ウルトロンがロキの杖から取り出し、現在はヴィジョンの額にある(エイジ・オブ・ウルトロン) |
赤 | リアリティ・ストーン(エーテル) | アスガルドからコレクターに預けた(屋敷が爆発したのでその後は不明)(マイティ・ソー/ダーク・ワールド) |
紫 | パワー・ストーン(オーブ) | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーがノバ軍に預けた(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー) |
緑 | タイム・ストーン(アガモットの目) | ドクター・ストレンジが修行したカーマ・タージ(ドクター・ストレンジ) |
ソウル・ストーン | 不明 |
6つのうち2つが地球にあります。そしてロキが持ち出した四次元キューブですが、マイティ・ソー/バトルロイヤルで最後アスガルドの民が地球に向かっている宇宙船に、サノスの宇宙船と思われるものが迫ってくるところで終わっています。
サノスはガントレットという腕に装着している武器にインフィニティ・ストーンを着けようとしていて、そのために奪いに来るのですが、一番近くにいるのはヴィジョンとドクター・ストレンジですね(;´・ω・)
CMでは『ガチ全滅』と言っていますが、アベンジャーズがガチで全滅したら続編出来ないじゃん…(;´・ω・) と戦々恐々、でもワクワクしつつ前夜祭を見に行ってきます。
マーベルのキャラクターが61人登場
今回は登場するキャラクターが61人いるそうです。登場すると分かっているキャラクターだけ簡単に挙げておきます。
アイアンマン/キャプテン・アメリカ/ソー/ハルク/ブラック・ウィドウ/ヴィジョン/スカーレット・ウィッチ/ウィンター・ソルジャー(ホワイト・ウルフ)/ブラック・パンサー/ドクター・ストレンジ/スパイダーマン/ファルコン/ウォーマシーン/スターロード/ガモーラ/ロケット/グルート/ドラックス/ネビュラ/マンティス/オコエ/ウォン/ニック・ヒューリー/マリア・ヒル/コレクター/ペッパー・ポッツ/ロキ/サノス
また前夜祭鑑賞後に感想をアップしたいと思います。
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